DT200WRでアイドリングしない件、こじらせています。
キャブレターの油面を下げ、ジェットニードルを交換し、ガソリンが濃い状況を改善したのですが、その後もアイドリングしない状況は変わりません。
エアフィルターを付けずにやっていたのですが、どうもこの状態は空気が濃く、ガソリンが薄くなり、掛かり難くなることもあるそうで。
そこでエアフィルターを付けてやってみることにします。
濃いのか薄いのか良く分かりませんが・・・。
また、散々カブらせたプラグがダメなんじゃないかと思い、サービスマニュアルを見てみると
標準は「BR9ES」と記載あり。
譲り受けた時についていたものは「B8ES」。追加で購入したプラグも同じものにしています。「R」は抵抗付き、「9」→「8」にしているのはカブったから番手を下げたと思われ。
購入するプラグは番手は「8」のまま、抵抗付きの「BR8ES」にします。
BR8ES と B8ES
結果、パーツクリーナーを使わずエンジンが掛かるようになりましたが、まだ、若干アクセルを開けないとアイドリングせずエンジンが止まってしまいます。
色々やっていく内に、アクセルを開けるとエンストする症状もあり、良く分からなくなって・・・。
タンクコックを開けた時に流れるガソリンの量が少ないことも気になり、タンクキャップの空気孔も含めて見てみることにします。
開けてみて詰まりが無いか確認。
1回で済むようにちゃんと確認しとくべきだと痛感。
タンクキャップには空気孔と思われるものが2か所ありました。
針金で詰まりが無いか確認します。
潤滑剤を使い、スムーズに動くように組みました。渋かった動きも解消されました。
アイドリングが止まってしまうのはアイドル回転数を上げることですが、調整箇所は2つ。
画像左がスロットルスクリュ、右がエアスクリュ。
スロットルスクリュ・・・スロットルピストンの調整をし、締めるとアイドル回転数が上がる。
エアスクリュ・・・空気の量を調整し、締めるとアイドル回転数が下がる。規定値は締め込んだ位置から2.5回転戻し。
スロットルスクリュはキャブリペアキットに入っていたのですが見た目が純正の方が良く、特に問題ないだろうと思い交換していなかったので交換してみることに。若干先端に摩耗がありますが、影響があるのかどうか。
エアスクリュは勘違いして回転数を上げようとして半回転締めこんでしまった。そこで規定値から半回転緩めてみたところ、エンジンを掛けた後それほどアクセルを開けなくてもエンジンが止まらない。若干アクセルに手を添える感じ。
少しエンジンを掛けて暖気すると、アクセルから手を放してもエンストせずアイドリングする・・・!直った!
さて、何が悪かったのか。
エアスクリュはこの前にも緩めたり締めたりしてみたので、それだけが原因とは思えず。
一度に色々やったので分かりませんが、この他にも色々ありました。
タンクコックを組み直した後でキャブがオーバーフローし、キャブを小突いたら直ったり、このせいでプラグが湿ってエンジンが掛からなくなったり。
湿ったプラグをバーナーで焼いたのが良かったのか・・・。結局、プラグはB8ESが付いている訳で。
いくつかの要因があるのでしょう、きっと。
後は、外装、ミラーを付けて、ブレーキランプの調整、各部締め付けです。