さて、思いがけなくメーターギアが撤去され、デジタルメーターを付けることになったDT200WRですが、バッテリーレス車なので選択肢があまりありません。
ACE-WELLのACE-153というモデルにしました。
こいつはACE-WELLで最もシンプル(安価?)なモデルですが、メーターの機能は、スピード、トリップ、オド、燃料計、時計、平均速度、最高速度、ライディングタイム、トータルタイムの必要最小限のものになります。
インジケーターは本体左の上から、ウインカー、ハイビーム、ニュートラル。
DT200WRは燃料計が無いので燃料計は非表示にします。
時計もバッテリーレスなのでバックアップ電源が必要です。9V電池でできるという情報もありますが、腕時計をバーパッドに巻き付けているので要らないかな?と思います。
本体からコネクターは3つ出ています。
コネクターaはインジケーターの入力です。
・ウインカーのインジケーターは一つですが、左右2つの入力があります。ウインカーが繋がっている左右の線をそれぞれ繋げます。
・ニュートラルはマイナスになっていますが、DT200WRもマイナス出力となっているので純正のメーターの配線をそのまま繋げます。
・ハイビームはメーターの線そのままです。
コネクターb。
・電源の+をSwitch Keyに、-をGndに繋げます。
・FUELはセンサーが無いので繋げません。メーター非表示の設定ができるようなので、非表示にします。
・Clock Powerはバックアップ電源が必要なので、これも繋げません。
最後にコネクターc。
別売りの速度センサーを繋げます。コネクター側の+は白、-は黒となっているので、白-赤、黒-白となるので注意。
ステーは試行錯誤の結果、延長してこんな感じに。メーター下部にタコメーターを付けるようにベルクロを貼り、左にはオイルと水温の警告灯を取り付けました。
裏はこんな感じ。
Y字ステーは添付されていたものですが、そのまま取り付けるとバーパッドに当たるので延長しています。
苦労したのはセンサーの位置とマグネット。
マグネットはブレーキディスクローターの固定ボルトの六角レンチ穴に嵌めるので、フォークガードにL型ステーを固定して、センサーをマグネットが通過する位置に取り付けます。
付属のマグネットは幅が6mmでボルトの六角レンチ穴に入らず、ホームセンターで見つけたマグネットは幅が5mmで入ったものの、厚みが6mmでキャリパーに接触・・・。
結局、厚さ3mmのマグネットをモノタロウで買いました。が、見ての通りボルトとツライチです。キャリパーにも接触せず、センサーとの隙間を2mmに調整して動作しましたが、マグネットは一度嵌めるともう取ることができない・・・。
マニュアルにあるタイヤ外周の値には間違いがあるという情報もあり、17インチでは1357mmとありますが、実測値は1870mmで確かに全然違います。
スピードメーターの設定を行い、実走してiPhoneのアプリでGPSの速度と比較すると+1~2Km/h程度で動作しています。
長かったモタード化はこれで完了しました。