DT200WRのピストンを仕入れたので、シリンダーを組み立てます。
「C」のピストンです。
念の為、「C」のピストンを使用するシリンダーに入れて隙間を測ります。
サービスマニュアルではピストンクリアランスは0.045~0.050mm。0.04が入って、0.05がきつい状態ですが大丈夫でしょうか?Bの方が良かったかような気もします。
ピストン上側の溝には、トップリングをTの文字が上になるようにして組み付けます。
下側の溝には、セカンドリングとエキスパンダを組み付けます。
セカンドリングの写真が撮れていませんでしたので、焼き付いた旧ピストンの画像を。テーパを上向きにして組み付けます。
ピストンリングは嵌めにくいですが、このようにして嵌めました。
スタッドボルトも錆びついていたので交換します。ダウエルピンも一緒に交換しようと思い外そうとしますが・・・食い込んでなかなか外れませんでした。上下左右に引っ張って変形させて外します。もちろんラスペネも使用します。
スタッドボルトとダウエルピンを組み付け。ダウエルピンはスコッと入ります。
ガスケットのカスが残っていたのできれいに取り除きました。オイルストーンを使いましたが、そこまでしなくても良かったでしょうか。
サークリップを嵌めるのに苦労しました。割り箸を使ってやればいいというのを見つけ、割り箸で上から押し込んで何とか嵌めました。写真が撮れていませんので「サークリップ 割り箸」で検索してみてください。ペンチなどは傷が付きそうで危険です。
2ストオイルを塗布します。ピストン表面、ベアリング、ピストンリングにも塗りたくります。
載せました。フレームは錆が酷かったので塗装しています。錆の上から濡れる塗料があって、これはまた後ほど。
YPVSのサーボモータアセンブリのカバーを開けてみると・・・ワイヤーが切れていました。YPVSを外す時に切れてしまったのかもしれません。
これもいただき物ですが、左の少し汚れているものを。
ワイヤーは無事だったので、これを使います。切れないようにグリスアップをしておきます。
YPVS、キャブを組んでエンジンを・・・。今回はキャブのオーバーフローもなく、エンジンがかかりました。かかってしまうとあっけないものです。
YPVSはカバーが汚れていたので磨きました。クリームクレンザーでピカピカです。
エンジンがかかった時に各部の確認です。
ウォーターポンプは動いていました。
YPVSはこの状態(左に回して)でエンジンをかけると、
動いていました。動作しているということでいいでしょうか。YPVSの調整は今度してみようと思います。
オイルが吐出されているので、オイルポンプも動いているようです。
今回、このホースはキャブに繋がずに使用するガソリンに2ストオイルを混ぜました。30:1くらいでいいかと思い、ガソリン100ccに対して2ストオイルを3ccほど入れています。
心配だったエンジンもかかったので、いよいよ冷却水周りを組むように進めます。
ラジエター、ステーが錆びていたのでこれも塗装しないと、です。
コメント
はじめまして、当方もDT200WRを所有しております。
先日、エンジンを腰下から組みなおして慣らし中です。
サンデーメカニックなので試行錯誤でやっておりますが、
貴殿のHPを参考させていただき、質問させていただくかも知れません。
その際はよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
腰下をやられている方の参考にはならないのでは。でも見ていただけると励みになります。
何とか年内に形にしたいと思っているのですが、今日は台風21号で塗装ができません・・・。