いよいよDT200WRのキャブレターを組み立てます。
しかし、キャブレターの部品名称は分かり難い。パーツリストとサービスマニュアルでも若干違うようです。ここではサービスマニュアルに合わせていますが、間違っていたらごめんなさい。
メインノズル
左の新品は段はついていますが、ピンに嵌る部分の欠けがありません。
欠けている部分がこのピンに合うのですが、組み込もうとしても途中までしか入りません。
ピンに合わせてこのようにボルトを締め込んで嵌めました。これで合っているのかドキドキしながら、少しずつ締め込みます。
組み立て後。嵌ったようですが、この組み方は正解ですか?再利用は不可ということでしょうか。
メインジェット(MJ)
アクセル全開付近の燃料の量を決めます。サイズは#240。
パイロットジェット(PJ)
キャブレターのメーカーによって名称が違い、ミクニはパイロットジェット(PJ)、ケーヒンはスロージェット(SJ)と呼ぶようです。
アイドリング付近の燃調を決めます。
パイロットジェットエア
4mmのマイナスドライバーは入りませんので、ここは100均の3mmドライバーで。
パイロットジェットで調整されたガソリンに混ぜる空気量を調整します。
パイロットエアスクリュ
パイロットエアスクリュにOリングとカラーを入れて組みます。
アクセル全閉付近の燃調を決めます。
締めこんだ状態から1.52.5回転戻しが標準のようですが、サービスマニュアルには記述がありませんでした。(点検整備の章に記述がありました。)
ドレンプラグ
スロットルスクリュ
スプリングとワッシャは新品です。
アクセル全閉時の回転数を決めます。ネジを締めるとアイドリング回転数が上がり、緩めると下がります。
ニードルバルブ
Oリングの部分には2STオイルを薄く塗りました。
ニードルを新旧比較すると、ぶら下げる部分が1mmほど違います。新品の方が高くなっています。
高さが違って大丈夫なのかと思いましたが、ここは関係無いようです。しばらく勘違いをして間違った内容をアップしていましたが、修正しました。
フロートが浮き上がると画像の赤丸部分でニードルバルブを上に押し上げます。ここが接触した状態で油面寸法を測ります。
サービスマニュアルには簡易油面寸法は2~4mmとあります。
「フロートを軽く持ち上げ、ニードルバルブ先端とフロートアームがわずかに触れる位置で点検する」ということですが、ニードルバルブ先端というのが分からず、しばらく悩んでいました。後端だったら分かったかも。
実は、組んだ後でオーバーフローして組み直したのですが、良く見えず調整は苦労しました。老眼、でしょうか。
ニードルバルブがちゃんと閉まっているかは、ガソリンの投入口から息を吹き込んだら分かるというのを聞き、やってみました。問題なく閉まっているようです。
Oリングを嵌めて蓋を組み付けます。
スタータプランジャ
スタータプランジャは清掃して組み付け。
パワージェット・ホルダ
パワージェットに組み付けるホルダです。Oリングを付けます。
パワージェットはパイロットジェット、ニードル、メインジェットを補助するものだそうです。
※このホルダの下にパワージェットがあり、後日パワージェットの詰まりにより速度を上げた時のエンストが発生しました。
Oリングは朽ちていたので交換。
214-14147-00
組み付ける。
やっと完成しました。