オイル交換は車検の前にやろうと思っていたのですが、忙しかったのと、あまりに寒かったのでできないまま車検を通しました。
と言っても前回のオイル交換から走行距離は3000キロ。まだ換えなくてもいいような距離ですが1年経っているので交換することに。
今回はカストロール POWER1 4T 10W-40 MA 部分合成油。
選んだのは値段です。さてヤマルーブと比べてどうか。変わらなければ安い方にしようと思います。
今回は廃オイル入れを買っていました。TRX850はドライサンプの為オイル排出は2箇所から行いますが、同時に排出できるので便利です。
ガスケット、Oリングは各2個ずつ。Oリングはオイルフィルター交換時に要交換となります。
車体左側のドレンボルト
ガスケットはヤマハ純正 214-11198-01
内径Φ14mm
オイルフィルター側のドレンボルト。
ガスケットはヤマハ純正 90430-10171
内径Φ10mm
オイルフィルター交換時にはOリング2つの交換が必要です。
画像右側大きい方 ヤマハ純正 93210-64297
小さい方 ヤマハ純正 93210-12790
小さい方にはこのようにカラーが入ります。これはサービスマニュアルにも載ってなく、サービスマニュアルで確認して作業し、入れ忘れたのは内緒です。
何事も1回目は気を付けるので失敗はしないけど、2回目は何となくやって失敗してしまうのは常ですね。
ガスケット、Oリング
品名 | 型番(ヤマハ純正部品) |
ガスケット左側(内径Φ14) | 214-11198-01 |
ガスケット右側(内径Φ10) | 90430-10171 |
Oリング大 | 93210-64297 |
Oリング小 | 93210-12790 |
エンジンオイル量、注意点
交換後の廃オイル。1年 3000Kmの汚れです。
必要なオイル量は通常3.5L。オイルエレメント交換時3.6L。エンジンオーバーホール時4.2L。
今回はエレメント交換なので3.6Lです。
オイルは2回に分けて注入すること、先ず3.2L注入する。
その後、レーシングを5回ほど行った後、エンジンを停止させ規定量注入すること。TRX850 サービスマニュアルより
これをしないとオイルが入っていかずに溢れてくるそうです。
エンジンを始動し、約1分間のアイドリング運転中にオイルがにじみ出るか点検する。
TRX850 サービスマニュアルより
ドライサンプについて
TRXはドライサンプなのでエンジンをかけるとオイルが循環されます。エンジンをかけないとオイルは下に落ちたままで適切なオイル量が分かりません。
エンジンをかけて点検窓を見ているとオイルが出てくるのが分かります。これは車体を水平にした状態。
ドライサンプにはメリット、デメリットがあります。車だとスポーツカーなどに採用されていたので、おぉっ、と思うところですが
バイクだと横Gの影響はエンジン自体が傾くのであまりなく、オフ車などで最低地上高を上げて車体をスリムにしたい場合に採用するそうです。
TRX850はTDM850がベースになっているから、ということですね。
オイル管理については面倒なことこの上ありません。
排出口が2つあるのもそうですし、暖気しないとオイル量が分からないので毎回オイル量で悩みます。オイル量も多いですしね。
規定値はエレメント交換時で3.6Lですがこれで収まらず、今回はおよそ3.9Lは入れたと思います。
22年落ちだからでしょうか?
さて、前回オイル量を確認しましたが、少し走った後もう一度見てみます。
走行後、車体を水平にしてオイル量を見る。やはりアイドリングとは違いレベルが増えています。
車体を水平にする前はこの状態。
サービスマニュアルではアイドリング15分でオイル量を見るようになっていますが、オイル量が少ないと思ってオイルを足していくと、走行後にオーバーしてしまいます。
オイル量が多いのもエンジンに悪いと思いますが、サービスマニュアル通りでいいものか。
Date:2017/2/18 Odo:45,864Km